5日目   知床半島へ

8月13日 曇りときどき晴れ

キムネアップ岬キャンプ場→網走監獄→原生花園→オシコシンの滝→知床自然センター→カムイワッカ湯の滝→知床岬→羅臼→羅臼町立林間公園広場キャンプ場→熊の湯
大分疲れの溜まってきた5日目です(笑)
キムネアップ岬キャンプ場→網走監獄
朝は6時前に起床して、7:45にキャンプ場を後にしました。
とりあえず網走に戻るのですが、昨日と同じ道ではつまらない。。。ということで、国道から脇道に逸れて、町道・道道を走って女満別経由で網走に戻りました(結局途中からは、昨日と同じルートです)。折角割引券ももらったことですし、博物館網走監獄を見学しに行く事にしました。
940円払って、入口を入ると、昨日行った本物の網走刑務所と全く同じ門があります。因みに、ここの建物は全て本物を忠実に再現しております。刑務所についての昔〜現在に至るまでの歴史や仕組みなど大変勉強になるところでした。昔の北海道の開発は受刑者の労働による部分も大きかったようです。
ここの博物館はかなり広いのでじっくり見学するには結構時間が掛かりますよ。
そういえば、見学してたら行きのフェリーで一緒だった福島県のおじさんライダーチームとばったり再会してビックリでした。

網走〜知床半島
網走監獄を後にして、一路東へ。途中原生花園によって休憩。この時点でかなりの疲れを実感(汗)しばしぐったりしてました。
斜里の街中を過ぎて、国道244号から国道334号に入るといよいよ知床半島です!大きな山(多分海別岳だと思います)を見ながら、直線の道路を走っていると、海沿いに走る道に出ます。途中、オシコシンの滝をちょっと見物しつて、更に北へ向ういウトロに出ました。街中を過ぎてすぐに知床自然センターに到着しました。

カムイワッカ湯の滝
カムイワッカ湯の滝へ行くには、7/29〜8/20までの間は車両規制により、知床自然センターから出るシャトルバスでしか行けません(徒歩又は自転車ならOKですが)。知床自然センターの駐車場にバイクを止めて、滝に行くのに必要な荷物をまとめて、いざシャトルバス乗り場へ!
カムワッカの湯の滝に行くには、途中かなり急な滝越えがあり、サンダルでは危険だということを行きのフェリーで知り合ったライダーさんに聞いていたので、思い切ってタオル・滑り止め付き軍足セットを購入しました。
バスの運賃が1180円、タオルセットが800円で、合わせて約2000円の出費でした。
シャトルバスは20分おきに、カムイワッカ方面に向けて出発してます。13:00丁度に到着して13:20のバスに乗りました。
行きのシャトルバスには、バスガイドさんも添乗しており、道中知床の自然について、などなどを詳しく解説してくれながら、バスは途中知床五湖を経由しつつ約10kmのダートを走って約40分後にカムイワッカ湯の滝に到着しました。この時期でも知床五湖までは車で行けるようなのですが、ここではバスの乗車券が買えないようです。因みに、バスは更にこの先の知床大橋というところまで行きます。道中は、鹿をいっぱい見れましたよ。
知床五湖〜カムイワッカ湯の滝の間はダートの峠道なので、オン車で走るにはちょっときついかもしれません。
カムイワッカの湯の滝停留所で、バスを降りると。トイレと更衣室(1人しか入れません)があります。水着に着替える方はここで着替えればいいのです。
オイラも先ほど購入した軍足に履き替え、いざ滝へ向いました。
川の入口のところで草鞋をレンタルしてる業者がいます、この草鞋も結構滝を登るにはいいらしいです。
ちょっとだけ山道を登ると、いよいよ川の中を歩くようになります。ここの川の水は下流の方でも結構暖かいんですよ!おっと!目の前で転んで尻餅をつく人が!サンダルや靴で登ってる人もいるのですが、サンダルではどうしても滑るようです。。。
2ヶ所ほど難所の滝越えがありましたが、軍足のお蔭でなんなくお風呂のようになってる滝壷に到着しました。
早速、入ってみると、本当にちょっとぬる目の湯加減の温泉です!滝壷の真ん中辺はかなり深くて立っても足が付かないほどでした。更に滝の上流へと登る人がいるので、オイラもかなり急な岩場をよじ登ってみました。上に行くほどお湯は熱くなり滝壷ごとに、お風呂になってる、という感じです。あまり上へ行っても戻るのが大変そうなのでちょっと登ってUターンしたのですが、さっき登った岩場を降りるのに一苦労でした(汗)
ここは、登るのは基本的に難しくないのですが、下るのは大変なところです。

知床の動物(バスガイドさんの話)
知床半島には、キタキツネ・エゾ鹿・ヒグマがいっぱいおります。
キタキツネは人懐っこく、人を見ると寄ってきますが、触るとエキノコックスという寄生虫がうつる可能性があります。エキノコックスに寄生されちゃうと、人間の場合、かなりの確率で、死んでしまいますので、くれぐれもキタキツネには触らないように。
また、野生の動物にエサを上げると動物が自分でエサを探すことをしなくなるので、結局飢え死にしてしまうそうです。くれぐれもエサを上げることは控えましょう。
万が一ヒグマに出会ったら、ゆっくり歩いて逃げましょう。慌てて走り出すと、ヒグマは走っているものを追いかけるという習性があるので大変危険です。
また、ヒグマに出会わないようにするには、音を出しながら歩くのが一番だそうです。

知床峠〜羅臼
折角だから知床五湖にも寄りたかったのですが、時間がないのでそのまま知床自然センターへ戻りました。バスに乗ったお陰で鹿がどんなところに場所にいるのか分かるようになりましたよ(笑)どうやら鹿は笹がいっぱい生えてる場所が好きなようですね。
またまたバイクに乗って、知床峠を越えて、羅臼に入りました。買出しを済ませた後に、羅臼の国設キャンプ場に行ってみると、エラク混んでました。羅臼には町営のキャンプ場もあるようなのでとりあえず、そちらへ行ってみると、なんとかテントが張れそうなので、こちらで野営することにしました。といっても通常のキャンプのスペースはいっぱいだったので、公園になってる斜面にテント張ったんですけどね。テント張ってから、また国設キャンプ場の方に戻って熊の湯に入りに行きました。ここのお湯は熱いとは聞いていたのですが、確かに滅茶苦茶熱いです。でも、アツイアツイと言っていると、地元のおじさん達に、「湯入りに来たのではないのか?水入りに来たのか?」と冷やかされます(笑)ここの温泉は更衣室のところに、湯に入るに当たっての注意書きが色々と書いてあり、それをちゃんと読んでから入るようにしましょう。
熱い湯に入る時は、一旦ちょっとだけ浸かってすぐに出る、出てから体にお湯を何杯か掛ける、次に入る時はそれほど熱く感じない注意書きに書いてありましたがその通りでしたよ。この熊の湯は地元のボランティアの人が運営している無料の露天風呂です、ちゃんとマナーを守って入りましょうね。注意書きを全く読まずに入る人も結構、多いらしいです。一応賽銭箱というのがありましたので100円入れときました。
キャンプ場に戻って、今夜の夕食、さっき羅臼の街中のスーパー杉本商店にて卵と鶏肉とタマネギを手に入れたので、今夜の夕食は親子丼です!なかなか上手に出来ました〜つうか、親子丼の素なるものを使ったので簡単でしたが。。。
夕食後、洗い物をしようと洗い場に向うと、ベンチで酒を飲みながら語っている青年がいました。
「北海道に夏だけ来て、分かってるようになってる輩が多すぎる!冬場にキャンプをやったことあるのか?ってゆうの!」とアツク語ってました。
確かにオイラも夏しか来たことないなぁ・・・などと思いつつ洗い物を済ませて戻ると・・・
「北海道に夏だけ来て、分かってるようになってる輩が多すぎる!冬場にキャンプをやったことあるのか?ってゆうの!」
ん?さっきと同じことを言ってる・・・
一旦テントに戻って、今度はトイレに行くと
「北海道に夏だけ来て・・・・・・」
また同じ事、言ってるよ・・・キャンプ場のど真ん中に陣取って、大声で同じことの繰り返し・・・
はっきり言って迷惑だから、あなたは北海道来なくていいです(爆)

この日は、結局23:00就寝、ふぅ、疲れました。。。

本日の走行距離 225km

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